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鳥人間
2003年7月25日ちょっとおもしろい記事があったので紹介です。
http://www.bird-man.com/
で。これの紹介記事です。
『ヒレ状の「翼」を取り付けたダイビングスーツを使って,空中を滑空するというものらしい。通常のスカイダイビングと同じように飛行機から飛び降りるのだけれど,落下しつつも揚力を得て飛行するわけだ。この飛行技術を極めれば,崖からのフリーフォールによって滑空することも可能となるらしい。特殊な推進力を一切用いることなく,純粋に翼の揚力のみで飛ぶというのが驚きだ。
翼の面積をこれ以上大きくすると,人間の腕では強度が足りなくなってしまうとのことだ。このように小さな面積の翼で十分な揚力を得るには,かなり高い速度を保つ必要がある。具体的には時速 100 km 程度の飛行速度が必要とされるようだ。この速度のまま地表に軟着陸することは到底不可能であるため,着陸時にはパラシュートを利用することになるのだけれど,将来的にこれを無くすことが「鳥人間」 (birdman) たちの夢となっているらしい。
同様の原理によって飛行することを試みた人間は,過去に多く存在するものの,つい最近になるまで,その技術を確立することはできなかったようだ。なんと言っても,飛行を試みた75人の挑戦者のうち,実に72人が事故によって失命しているというのだから,そもそもこのような発明に挑戦すること自体が命を捨てるようなものだったのだ。
このスーツを開発した Jari Kuosma 氏らのグループは,命がけの実験をひたすら繰り返すことによって,安定した飛行技術を確立することに成功した。強靭な合成繊維を使用した翼の登場と,確実に動作する緊急離脱装置を考案したことにより,この技術は十分な熟成を迎え,今では米国パラシュート協会の正式な認可を受けるほどの製品となっているということだ。』
もう、なんというかおもしろすぎです。
しかし、滑空をしている自分の姿を想像するとこれは命を帰るに値するくらいのもの、人類の夢といっても過言ではないものなのではないかという気がした。うーん、Geekだぜー。
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