日記
2004年6月15日日曜日はラグビーの試合でした。
我ながらよくやってるものです。しかし、俺が試合出てると、後輩の出場する機会も奪われる訳で秋からは練習はでるけど試合は遠慮しようかなと考えています。
ーーー
月曜日は理工学部の日。
みっちり勉強しました。
この日、いままでずっと受けていた「非平衡系の熱力学」という授業でちょっとだけおもしろいことがありました。
この授業はオンサーガの相反定理とかの証明を2回の授業に分けて、リーズナブルな仮定をおいて導出したり、非平衡系の枠組みで拡散と熱伝導の式を統合させてみたりとまぁ、俗にいう「物理なこと」をいろいろ教えてくれる授業なのですが、余談でこんなことがありました。
「この枠組みでナビエ・ストークの式を導出することもできます。しかし、これはかなりハードな方法で、あまりにも不評が多いのでここではやりません。」
という話になりました。ナビエ・ストークとは流体を扱うための式で、現在の飛行機の設計などもすべてこれに基づいて行っています。この式が現実を十分にシミュレーションできるため、風洞実験のような実験は行われなくなったわけです。ついでにこの式に解があることを証明できれば、100万ドルの賞金がクレイ研究所からもらえるらしいです。
「しかし、あくまでここで導出できるナビエ・ストークの式は非平衡系の枠組みしか表すことができません。つまり速度が平衡の付近近辺でのみ成立するわけです。しかし、現実に実験してみるとこの式はどんな場合だろうがほぼ現実に近い値をとります。たとえば乱流のような、速度のよくわからないような環境のなかでさえ成り立ちます。ここにパラドックスがあるわけです。」
みたいなことを言いました。ついでに上ではちょっと丁寧語で話してますが、実際はもっとエキセントリックスーパーボーイな先生です。
で、この余談のなにがおもしろかったかというとここで先生がパラドックスという表現を使ったことです。パラドックスとは一般に「相互に矛盾する命題がともに帰結し得ること。また、その命題。」という意味ですから、ここで先生はこの式があらゆる条件を表現しうることを、非平衡系の枠組みからみたら「矛盾」とみなしているわけです。詳しくは知りませんが、かなりきわどい仮説をおいてこの式は導出されるらしいです。しかし、現実には測定してみると同じ解に「帰結」します。たしかにパラドックスです。
パラドックス好きの俺としては、なかなか新しい形のパラドックスを提示された感じでおもしろでした。
あと、その後「違うパラダイムが必要」みたいなことも行ってましたが、パラダイムとパラドックスってちょっと言葉が似てる気がして、これもちょっとおもしろでした。
ーーー
で、今日なのですが、一限の「遺伝子ネットワーク論」がまずテストなので、朝7時から早めにおきてお勉強です。
いろいろ勉強したのですが、テストにはその内容は全く出ませんでした。問題としては、前定常解析、確率論的モデル、代謝流束解析の問題でしたが、授業でそんなにきちんと教えられた覚えもなかったのですが、そういえば、昔全部なにかしらプログラミングしたことがあったような気がしたのでなんとかなりました。芸は見を助けるです。
ーーー
院ゼミ。研究会。
ーーー
そういえば、ユーロ2004が始まってからはTBSで放送された試合はすべてチャックしてるのですが、とりあえず「イングランドvsフランス」は半端なかったです。
結果だけみたら最後の最後でジダンがロスタイムに2得点という離れ業でフランスの逆転勝利となったのですが、俺はかなりイングランドファンなので残念無念でした。
イングランドのなにが好き勝手いうと、スコールズとランパードが好きなのです。この二人はMFながら、特にランパードはボランチながら二人ともゴール前に突進します。
で、FWのオーウェンとルーニーも突進系なので、見ていてイングランドの試合は飽きません。あとなんやかんやいってベッカムのクロスは世界最高です。
しかし、イングランドはユーロではあまり活躍できないので、今回も下手すると予選突破できない可能性が出てきました。
それだけはさけてほしいです。
ーーー
そういえば今日買ったNumberがEuro2004特集でした。
いろいろインタビュー記事が載っていたのですが、オランダの世代交代の話題でスナイデルのインタビューがおもしろでした。今度、時間あったら紹介します。
我ながらよくやってるものです。しかし、俺が試合出てると、後輩の出場する機会も奪われる訳で秋からは練習はでるけど試合は遠慮しようかなと考えています。
ーーー
月曜日は理工学部の日。
みっちり勉強しました。
この日、いままでずっと受けていた「非平衡系の熱力学」という授業でちょっとだけおもしろいことがありました。
この授業はオンサーガの相反定理とかの証明を2回の授業に分けて、リーズナブルな仮定をおいて導出したり、非平衡系の枠組みで拡散と熱伝導の式を統合させてみたりとまぁ、俗にいう「物理なこと」をいろいろ教えてくれる授業なのですが、余談でこんなことがありました。
「この枠組みでナビエ・ストークの式を導出することもできます。しかし、これはかなりハードな方法で、あまりにも不評が多いのでここではやりません。」
という話になりました。ナビエ・ストークとは流体を扱うための式で、現在の飛行機の設計などもすべてこれに基づいて行っています。この式が現実を十分にシミュレーションできるため、風洞実験のような実験は行われなくなったわけです。ついでにこの式に解があることを証明できれば、100万ドルの賞金がクレイ研究所からもらえるらしいです。
「しかし、あくまでここで導出できるナビエ・ストークの式は非平衡系の枠組みしか表すことができません。つまり速度が平衡の付近近辺でのみ成立するわけです。しかし、現実に実験してみるとこの式はどんな場合だろうがほぼ現実に近い値をとります。たとえば乱流のような、速度のよくわからないような環境のなかでさえ成り立ちます。ここにパラドックスがあるわけです。」
みたいなことを言いました。ついでに上ではちょっと丁寧語で話してますが、実際はもっとエキセントリックスーパーボーイな先生です。
で、この余談のなにがおもしろかったかというとここで先生がパラドックスという表現を使ったことです。パラドックスとは一般に「相互に矛盾する命題がともに帰結し得ること。また、その命題。」という意味ですから、ここで先生はこの式があらゆる条件を表現しうることを、非平衡系の枠組みからみたら「矛盾」とみなしているわけです。詳しくは知りませんが、かなりきわどい仮説をおいてこの式は導出されるらしいです。しかし、現実には測定してみると同じ解に「帰結」します。たしかにパラドックスです。
パラドックス好きの俺としては、なかなか新しい形のパラドックスを提示された感じでおもしろでした。
あと、その後「違うパラダイムが必要」みたいなことも行ってましたが、パラダイムとパラドックスってちょっと言葉が似てる気がして、これもちょっとおもしろでした。
ーーー
で、今日なのですが、一限の「遺伝子ネットワーク論」がまずテストなので、朝7時から早めにおきてお勉強です。
いろいろ勉強したのですが、テストにはその内容は全く出ませんでした。問題としては、前定常解析、確率論的モデル、代謝流束解析の問題でしたが、授業でそんなにきちんと教えられた覚えもなかったのですが、そういえば、昔全部なにかしらプログラミングしたことがあったような気がしたのでなんとかなりました。芸は見を助けるです。
ーーー
院ゼミ。研究会。
ーーー
そういえば、ユーロ2004が始まってからはTBSで放送された試合はすべてチャックしてるのですが、とりあえず「イングランドvsフランス」は半端なかったです。
結果だけみたら最後の最後でジダンがロスタイムに2得点という離れ業でフランスの逆転勝利となったのですが、俺はかなりイングランドファンなので残念無念でした。
イングランドのなにが好き勝手いうと、スコールズとランパードが好きなのです。この二人はMFながら、特にランパードはボランチながら二人ともゴール前に突進します。
で、FWのオーウェンとルーニーも突進系なので、見ていてイングランドの試合は飽きません。あとなんやかんやいってベッカムのクロスは世界最高です。
しかし、イングランドはユーロではあまり活躍できないので、今回も下手すると予選突破できない可能性が出てきました。
それだけはさけてほしいです。
ーーー
そういえば今日買ったNumberがEuro2004特集でした。
いろいろインタビュー記事が載っていたのですが、オランダの世代交代の話題でスナイデルのインタビューがおもしろでした。今度、時間あったら紹介します。
コメント