ふむふむ

2004年9月20日
一連の野球騒動ですが、オーナー側の対応は本当に頭が悪い。

ファンの心を逆撫でするような言動を繰り返し、そんで、また選手とも真っ向勝負している。こんなの、とりあえず契約書に「最大限努力します。」とだけ書いて、「最大限努力しましたが、新チームの加入は無理でした。」で、とりあえずどうにでも乗り切ることができるのに。そんな意味では政治家以下の対応。

しかし、この野球騒動をみていると、野球関係者の頭のいい人、要領がいいだけの人、きちんと考えている人、人の心をきちんとつかむ人の構図がきっちり見えてくる。

江川なんかはただの要領がいいだけの人タイプ。
いちいち発言がこざかしい。しかし、大局的視点にたてていない。うるぐすで「選手は合併反対なんで絶対に無理なんだから、雇用を維持することを目標に交渉すればいいのに」なんて発言をしていた。雇用を維持することを目標にして、どうやってファンの心をつかむというのだろう。最初は理想論を掲げて、一気に世論を奪うことがこういう場合、もっとも効果的だと思う。そういう意味で、古田のたてた「12球団存続」というスローガンは融通が利き、ファンの心をとらえるという意味で最高の目標だと思う。このスローガンのもと動いているうちはファンはみんな選手会の見方だろう。

サンデープロジェクトで、野球評論家の坂井保之が「この騒動は逆にチャンスです。ここまで反発を浴びたなかで、オーナー側が選手の要望をかなえ、野球文化の発展のために動けば、来年のプロ野球は一気におもしろくなりますよ。」と発言していた。まぁ、実際そうなんだろうと思う。ただ、ダイエーなんかは親会社がもうだめそうだからなぁ。10年後のことを考えて行動できるかどうか、相当厳しい。そういう意味で、パリーグの経営側は理想論を掲げることができない。このギャップが問題なのだと思う。しかし、この人はきちんと考えている人だと思う。

俺個人としてはとりあえず放送権料を分配するようにして、パリーグの赤字を解消したうえで、5年後を見据え、フランチャイズ、拡大傾向を保つというのが、もっともリーズナブルな選択だと思うが、まぁ、メリットの全くない巨人がそれをゆるさないだろうなぁ。

なんかしゅのうまさゆきの日記に刺激されたので、いろいろ書いてみた。相当かぶってるけどね。

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「イノセンス」早速DVDで借りてみた。

サイゾーの押井守のコラムで「プロデューサーになぜ、甲殻機動隊2で売り出さないのか?と質問したら、興行収入10億円も稼げなかった映画の続編として売り出すことなんてできるか!と言われた。」みたいなことがかかれていましたが、でもさぁ、甲殻機動隊見ていなかった人は最期の「少佐キター!!」というカタルシスがないわけでしょう、、、じゃぁ無理にでも甲殻機動隊2にするべきだったんじゃないかなーって思った。

映像は確かに別格だが、今回本当によく見られた外部記憶装置を利用した引用の連続はあまり楽しくない。アニメのSACの方ではきちんと出典を言った上で引用してるので、なんとなくわかるのだが、イノセンスでは出典さえ言わない始末で、もうこれは完全に押井の趣味丸出しですな。

まぁ、決して他人に勧めることのできる映画ではありませんが、日本に約100万人いるサブカルオタクどもは必見でしょう。

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そういえば、敬老の日のプレゼントに実家に桃太郎ぶどうを送ってみた。桃太郎ぶどうってやつは最近でてきた品種。種なしで皮がうすくそのまま皮ごとたべることができる。なんとその食感は梨に似ているらしい。梨かよ。

一度食べてみたかったのだが、一房2000円という値段なのでとりあえず贈答してみた。おばあちゃん頼むから凍らせて食べるとかしないでね。それは巨峰の食べ方ですから。残念。

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この記事は相当おもしろい。一読の価値あり。

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