バレンタイン

2004年2月14日
バレンタインデーでしたがなにか?
最近ブラウザーといえば、MacでもWindowsでもLinuxでもすべてMozillaで統一しているのですが、ついこのあいたMozilla Firebirdの最新版0.8がリリースされました。de、名前がFirebirdからFirefoxに変更。どうやら他のソフトウエアと名前が接触していた模様です。

で、使ってみて感じたことは、早い、早い。とりあえず、マジ早いです。最高レベルの軽量さです。

特にテキストのアンチ・エイリアシングなどのスピードが目に見えて速くなってます。

これはもう、ブラウザはFirefoxできまりかなー、と感じました。

それだけですが、nanika?

その後

2004年2月11日 研究
で、解析終わったかどうか、また見に来たらまたもやvvectorエラー起きてます。kusoga!!

...

3回目のチャレンジでうまくいっているようです。ii!!

研究会合宿2

2004年2月10日 研究
こんにちわ。解析の結果を見に、学校にきてみたらvvectorエラーで止まっていましたgamellaです。konokusoga!

で、また解析をかけ直し、今は暇なので日記を書いてます。

じゃあ、まぁ、続きです。

8日夜

ご飯を食べました。小鉢に刺身、メインはエビフライという湯河原で食べるメニューかしらこれ?と思うようなご飯ですが、基本的に何でもおいしく食べられます。その後、早速お風呂に、、、

で、お風呂で誰も聴いていないと思いはなしていたSさんとK君との会話がとなりの女風呂にまる聞こえだったことが判明。まぁ、僕は必死でみんなの毒舌を押さえる役に回っていたので、ことなきをえましたが、なかなかひどい事件でした。しかも、ここの露天風呂は女風呂はガードが堅いが男風呂はベランダから丸見えです。

で、その後、3人で会話を広めないようにネゴシエーション。よかったー、俺はひどいこと言わないで。

その後、いろいろありましたが、さらに今の内容に輪をかけて研究会内輪ネタになるため、とりあえず省略。あとはいろいろして寝ましたとさ。

9日

9日のメニューはゲストプレゼン、M2プレゼン、博士号プレゼンというメニューです。

ゲストプレゼンがおもしろい試しはないのですが、今回はおもしろいのが一個ありました。内容的には情報生物学学会へ毒をはいたり、他人の研究の評価をしたり、自分の研究の自慢をしたりというかなりエキセントリックな内容だったのですが、彼の人格がそのプレゼンからにじみ出ているようで非常に興味深いものでした。このようなとんがったプレゼンを人前に晒す決意をした過程こそプレゼンしてほしいと思いました。

その中でも、特に彼曰く「いけてる研究」と「いけてない研究」についての話があり、彼が言うには世の中には「いけてる研究」と「いけてない研究」があり、それを敏感に察知する能力が研究者に必要だということでした。

この話題はこの後の博士号取得プレゼンのところでふれるので、とりあえず、ストップ。

で、次のM2プレゼンですが、また自分の研究そっちのけで情報生物学ってNANDA?を語る人が登場。これって修士号発表プレゼンじゃないのかな?
まぁ、教員も笑って見てるので、問題はないようですが、こういう一部の人に対しては公平でないことが平然と通っているあたりが、いかにもこの研究会らしいです。研究とは全く関係のない内容が、研究の内容を圧迫して、研究のプレゼン自体は省略しすぎで、ほとんどの学部生にはなにがなんだかわからない状況でしたが、特に問題はないもようです。問題意識ゼロ。なんだかなー。

彼のプレゼンを見ながら、合同勝利のフレーバーテキストが頭をよぎりました。

「不完全な部品を組み合わせて、完全な機械を作ることは可能だよ。」ーウルザ

で、ここまでのプレゼンはどうでもよくて、最も大事な俺の研究会当初からのアドバイザーS氏の博士号取得プレゼンがありました。

内容はもう10分でどうやって説明するんだこれという盛りだくさんの内容でしたが、メインはE-CELL3の開発に踏み込んだ、極めて興味深い内容でした。前の日に先輩の博士論文を読んで涙ぐんでいたため、感慨がこみ上げてきました。

その後の問答の答えで、
「僕は今でも全細胞シミュレーションを目的にソフトウエア開発をしています。」
というめちゃかっこいい解答をしたり、ほかにもいろいろ心に残ることがありましたが、先輩の思考はこの研究会のみならず、情報生物学における至宝です。もうすぐ、研究会からいなくなるので、できるだけ多くのことを学びたいと思いました。

で、さっきのいけてる研究、いけてない研究の話なのですが、先輩の仕事を見てると本当にどうでもいい考えだという事が実感できるので、詳しくふれるのはやっぱり面倒だしやめます。

他にもいろいろいろんなことがありましたが、終わりよければすべてよしのいい合宿でした。

研究会合宿

2004年2月10日 研究
昨日、うちの研究会の合宿から帰ってきました。

合宿ではいろいろありましたが、つらつらと時系列にそって書いてみたいと思います。

8日昼

藤沢駅に集合です。団体割引使用のため、整列して駅に入場というイベントがありました。なんか遠足みたいです。で、1時間くらいたって湯河原駅に到着です。近くの商工会議所ですぐにプレゼンテーションが始まります。

まず、プレミアプレゼンという、合宿における貴重な時間を割いてでもプレゼンをする価値があると判断した人たちによるプレゼンテーションがありました。いくつかおもしろい研究がありましたが、プレミアプレゼンにするほどの価値のない研究もありました。この辺は自分の研究を客観的に見えてない人という感じがして、まぁ、微笑ましい感じでした。

で、次にM1プレゼンです。このM1プレゼンでこの前、知さんから教えていただいたベイズを用いた機能決定予測の話が出てきてびっくりです。この質疑応答で、

「でもその実験手法から測定される値って最大値が決まってないんだよね?だったらその結果の重要性が決まってない以上、複数の実験の結果から機能予測って難しくない?」

というような趣旨の質問がありました。

ここで、俺も論文を読んでいた手前、この質問に対する解答を自分の頭の中で構築してみました。

俺もベイズの論文を斜め読みしただけだったので、その程度の知識でいろいろ考えてみたのですが、とりあえず、複数のデータを取り扱って結果を出す場合、重要となってくるのは正規化と重み付けです。

正規化は、いろいろやり方はありますが、例えばマイクロアレイだったらログ正規化をかけた後に、Z-Score正規化をかけたりします。で、この正規化をきちんと考えておこなわないとマイクロアレイを用いた研究というのは紙屑と同じになってしまいます。(注意!)これは各実験、目的によって大幅に手法が異なってくるので、簡単にこれがいいとはいえませんが。

次に重み付けですが、これにもいろいろ方法はあります。一つはSVDや主成分分析をつかって、重み係数を出す手法です。しかし、まぁ、これはデータの束縛が結構きついので、ほとんどの研究者のかんに頼っているというのが現状っぽいです。

で、そのプレゼンでは上の二つのことが全く議論されてなかったので、まぁ、糾弾されてしかるべきだなーと感じました。これは情報学側の人間からみたら紙屑になりかねません。逆にそのあたりをきちんと戦略を立てて考えていたらとってもおもしろい研究になると思うので、がんばってほしいところです。さらにこの実験に関してはこうしたらいいんじゃないかーというのも考えましたが、ちょっとマニアックすぎるのでここで記述ストップです。

あと、人の研究成果を明らかに盗用した研究成果(俺のも含みます)があったりしてこれもびっくりです。学会発表だったら追放ものです。これは俺のアドバイザーがしっかり抗議してくれたので、一安心ですが、その研究成果はプログラムを書いただけで、まだE-CELL3のホームページにはアップロードしていなくて、その人には好意で貸したあげただけなので、びっくりしました。

他にもいろいろ感じるところがありましたが、俺と同じE-CELL3のシステム開発チームの先輩の発表にはすごい関心しました。おそらくうちの研究室で彼がやった仕事のすごさをわかった人は5人といないと思うのですが、院生からやってきて一年でこれだけの仕事をやってのけたその勤勉さには頭が下がります。このまえ、2時間くらいその先輩と今後の先輩の研究についてを議論(システム開発歴は俺の方がながいので)したことがあって、その時の議論のことがプレゼンにしっかりいかされていたので、すごい関心しました。見かけは人の良さそうな優しい感じの人ですが、仕事の速い極めて頭のいい人なんだなぁと感じました。
簡単にいうと、リックディアスの皮をかぶったザク3みたいな感じです。

他にもいろいろありましたが、とりあえずこんな感じで。

そのあと、ご飯を食べて、温泉入って、そのなかでいろいろあったりしましたが。とりあえず、ここで終わりです。

続く。
こんにちわ、gamellaです。

そういえば、昨日、彼女がみなとみらい線は全部違う建築家がたててるんだよー、と言ったら興味を持ったみたいで、みなとみらい駅に行くついでに新高島駅に降りて見てみました。

で、新高島駅ですが、これはかなりクール(死語か?)な設計です。びっくりです。ガンメタリックのホームにスケルトンの階段です。おれみたいなロボットマニアにはたまりません。

で、そのときガンメタリックで話題になったのですが、俺がガンメタリックの語源はガンダムメタリックだといったら極めて懐疑的な目で見られました。

実際にどうなんですかねー。調べてみよう。
とりあえず百科事典には載ってませんでした。

いまのところピストルのガンである説が有力です。

その後、みなとみらい駅をみたらこの設計はかなり気に入ったみたいで、いろいろな角度から見ていました。なんか六本木ヒルズに負け時とがんばっているところがいじらしくて楽しかったです。
昨日、友達とみなとみらい線に乗ってみました。
とりあえず、みなとみらい駅の構造はかなりおもしろいです。みなとみらい線って、埋め立て地の下を通すために、めちゃ深いところをとおしているらしく、地下3−4階にホームがあったりします。しかし、地上1階からそのホームをのぞけるような立体的な可視性の高い設計になっていました。

で、だれがつくったのかなーとおもって、しらべてみたら、

---
・みなとみらい駅
・船内の巨大な地下チューブ空間
・設計者:早川邦彦/早川邦彦建築研究室
・「船」をモチーフにした駅構内は、換気ダクトなどにもその造形を反映している。駅から一歩足を踏み出せば、オフィス、文化施設、商業施設などが24時間活動する、国際色豊かな街が姿をあらわす。

参考 http://www.salus.ne.jp/magazine/tokushu.html
---

とのことです。

しかも調べてみたら、みなとみらい線って、全部が全部違う建築家がコンペで勝ち取って作ってるらしいです。こんなことなら、一日乗車券買って、全部降りてみればよかったなーと思いました。
なんで、JBLがこんなもの出すの許したか知りませんが、1600円って。
ちょっとほしくなるじゃありませんか。しかも現在アマゾン・エレクトロニクス部門1位だし。

まぁ、こんなミニスピーカーに過度な期待はしてませんが、JBLっていう名前だけで気になっちゃいます。

たぶん、JBLもいまいち未発達なパソコンスピーカ部門に乗り込んでみたいから、とりあえず、hpと手を組んでリスクを減らした上で、作って見ましたって感じかなー。

改めて考えてみると、パソコンスピーカーって、需要があるわりに、ものすごくないがしろにされてる気がする。まぁ、魅力ある商品作りが難しいのかもしれないけど、それにしても、ひどい。とりあえず、まともな商品をつくってるのは、Rolandしか知らないし。もったいないなー。

しかし、1600円って、、、だれか買ってレビューしてくんないかな。
卒業制作で行った研究が、とりあえず、一区切りついたので、論文を書いてみようかと考えています。

まぁ、たぶん、最初はかなり難しいんじゃないかと思いますが、、、
2月いっぱいかけて完成を目指せばいいかなと。

内容的には「遺伝子発現のノイズ」で、遺伝子ネットワークシミュレーションという極めて狭い分野で、最もホットな話題なのですが、今考えているのはどういう論文誌に投稿するかです。

最近この手のネタが多いのが、Nature、Scienceなのですが、まぁ、この辺はよほどインパクトがないとシミュレーションは通らないのであまり考えないとして、この手の話が最近出てるのは、PNAS、Genome Research、JTBあたりでしょうか。研究会の先輩はJMBメインで投稿してますが。さすがにそれはきついです。

とりあえず、流れとしては、PNAS記念受験、Genome ResearchかJTBに採用。みたいなことが起きたらいいな、と捕らぬ狸の皮算用してます。まぁ、はじめからでかい目標持っていた方がいいと思うし、なにより、シミュレーションという分野は結構アイデア勝負なところが多いので。

とりあえず、「英語の論文の書き方」からスタートです。

ーーー

なんか今回の日記システムの変更に関して他の人の日記を読むと、不満も結構多いようなのですが、僕はかなり好きです。そんな長い日記書くわけでもないし、デザインもすっきりしていいと思います。あと、トラックバック機能がつくのはかなりうれしいです。

できたらコメント機能も欲しいのですが、管理が大変になりそうだし、負荷もあがりそうですから、そこまでは望みません。システム開発を良心で行っている方々には最大限の感謝で応えたいものです。代替案のない批判ほどつまらないことはありません。

まぁ、使いにくいって言っている人たちは、たぶん他のblogとかwikiをあまりさわってことのない人たちなんだろうなぁ、と漠然と感じたり。
昨日の完売劇場で、長井秀和が最近の「間違いない!」の指を「ゲッツ!」風にかえつつあるという話を聞いて受けた驚愕が未だに抜けませんgamellaです。戦略とはまさしくこのようなものなのだろうと、感じました。

で、今シーズンのドラマなんですが、おもしろいのが多いですねー。なかでも「僕と彼女と彼女の生きる道」がおもしろいです。とりあえず子役がかわいすぎます。まじかわいい。ラブリーキュートな泣かせ役。って感じです。ちょっとオタクっぽいです。ぴかちゅうも大喜びです。

やっぱり、子供の時に親から受ける愛情って大事だよなー、って思います。昔、教育の本で読んだのですが、子供の時に親から無条件の愛を受けることによって人間というものは無条件の愛がこの世界に存在するということを学ぶのだそうです。これはとってもいい話ですね。ちょっと泣けてきます。思い返してみれば、今の俺があるのは親のおかげだなー、と思うものです。

そんなことを考えながら「僕と彼女と彼女の生きる道」を見るとまたちがったおもしろさがあるかもしれません。

そんな感じです。

卒論提出

2004年1月29日 研究
俺「最近、日記かいてませんねー。」
俺「確かに、確かにねー。」
俺「卒論も終わったし書きましょうよー。」
俺「確かに、確かにねー」

はい、gamellaです。こんにちわ。

というわけで無事卒論書き終わりました。
かなり納得の出来です。

まぁ、興味のある人も少ないでしょうが、ここで詳しくどんな内容か説明すると、要点は、
「遺伝子発現状態のばらつき」についてです。

Elowitzら[1,2]によって、遺伝子発現が増加すると遺伝子発現のばらつきが減少することが示されました。これはどういうことかというと、一般に遺伝子は発現を抑制された状態にあるほうが、その発現量のノイズは大きいということを意味します。で、それをシミュレーションを使って解析したわけです。で、原因は遺伝子が制御に採用しているリプレッサーというシステムがノイズを生み出しているということがシミュレーションによっても示されました。

[1]Elowitz MB, Levine AJ, Siggia ED, Swain PS.(2002);Stochastic gene expression in a single cell.Science. 2002 Aug 16; 297(5584): 1183-6.

[2]Swain PS, Elowitz MB, Siggia ED.(2002);Intrinsic and extrinsic contributions to stochasticity in gene expression.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2002 Oct 1; 99(20): 12795-800. Epub 2002 Sep 17.

まぁ、要点だけはなせばこんな感じの内容です。

ここからは、卒論に書いていない感想なのですが、いろいろ思うことはあるわけです。

まず、原核生物は遺伝子制御システムをわざと不完全につまり、工学的に嫌われるノイズフルに作っています。ノイズによって状態の多様性が生み出され、ある程度の状況の変化にも対応できるようになっている、というのが、ここ最近のとりあえずの結論のようですが、DNAという細胞内で最も重要なシステムをノイズフルにするリスクも考えないといけません。

単細胞生物ですから、一つのノイズからシステムが崩壊する可能性もあるわけです。となると、それを避けるためには、上位のレイヤーがノイズの監視機構を持つか、個々が互いを監視する複雑系的な制御が必要になるはずです。しかし、そのようなシステムはとりあえず発見されていません。

となると、そのような最終的な制御のシステムは生存または進化というレイヤーになることになります。つまり、結局そっちの方が有利だから生き残ったという考え方です。

原核生物ならそれで通用しますが、真核生物とくに多細胞生物になるとその考えは通用しなくなります。個々の細胞がノイズフルな事は多細胞生物にとっては致命的です。で、実際にノイズを押さえ込む上位レイヤーにあたるシステムを真核生物は兼ね備えています。つまり、かなり工学的に完全な遺伝子発現制御システムを構築しています。

俺にとってもはこの部分が興味深いです。単細胞生物から真核生物になる過程のなかでもかなり重要なポイントだと思います。

他にもいろいろ思うことはあるのですが、とりあえず今日はここまでです。

追記:

こんなこと書いているうちに、修士のテーマで真核生物の遺伝子発現のノイズの機構についてもモデリングしてやろかなんて、考えちゃいましたが、冷静に考えると、すこい大変なんだろうなあ。

体育

2004年1月22日
こんにちわ。体育の出席回数が卒業条件を満たしているか、心配になり、結局午前4時に学校にきて、回数を数えていました、gamellaです。

きちんと回数をこなしていて、安心しました。単位計算なんて10回はしたし、体育の出席回数も3回は調べたのに、なぜかすごーく不安になる時があります。で、そのたびに学校にいっては確認してます。

とりあえず、家に帰って寝ます。

芥川賞

2004年1月16日
綿谷りさが芥川賞を取ったときの友達へのコメント。

「超うけるー。芥川賞とっちゃった。」

大物ですね。ちなみにこの子結構かわいいかつ巨乳の模様です。

あー、おれも、

「超うけるー、Nature超うけるんですけどー。」

とか言ってみたいなー。
こんにちわ。僕の大好きなプレーヤー、ジョニー・ウィルキンソンについてです。

---

今年のスポーツ界で最も気になったことはラグビーワールドカップである。イングランドの優勝で幕を閉じたこの大会は、まるでイングランド代表のSOジョニー・ウィルキンソンのためにあったような大会であった。
イングランドの若き天才司令塔ジョニー・ウィルキンソンは前回ワールドカップの準決勝で最も重要なゴールキックをはずし、20歳にして戦犯として辱めを受けた。
これはサッカーの1998年フランスワールドカップの準決勝でアルゼンチンの選手への報復行為を行い、レッドカード退場となることで戦犯扱いになったディビッド・ベッカムと完璧に重なりあう。サッカー2002年ワールドカップでベッカムは主将として申し分のない活躍はしたが、残念ながらブラジルに勝つことは出来なかった。ディビッド・ベッカムは1998年以降まるで人が変わったようにファンに対してもマスコミに対しても紳士的な態度で接するようになった。そこには模範的な選手となることですべてに対する責任を果たそうとする、批判も甘んじて受け入れるスターとしての姿があった。
ジョニー・ウィルキンソンの場合は少し違った。彼もまた批判を甘んじて受け入れたが、そこにはイングランドラグビー協会と共に失ったラグビーの母国としてのプライドを取り戻そうとする姿があった。イングランドラグビー協会はこの失敗をジョニー・ウィルキンソンの失敗としてではなく、ラグビー協会の失敗ととらえた。そしてイングランド・ラグビーリーグを完全に代表優先への姿勢へと切り替えた。それまではイングランド代表の試合があってもプロリーグが開催されていた場合、自らの所属チームを優先して、召集に応じない場合があった。しかし、1999年のワールドカップ以降、イングランドではプロリーグがどんなに開催されていても、イングランド代表選手はプロチームの事情に関係なく召集されるようになった。プロチームもこれに理解を示し、代表選手を抱えるチームはそれをチームの誇りとし、余剰戦力を充実させこころよく代表に選手を送り出すようになった。
ラグビーはおそらくスポーツの中でも最も組織力を重要なスポーツの一つであろう。それは自分がラグビーをプレイしていても強く感じる。個人の力も重要だが、それ以上に組織としての戦略が重要となってくるのである。
事実、代表優先にし、数多くの合宿をこなすようになってからイングランド代表の実力は格段にあがった。そして、強い代表が復活したことでイングランド国内のラグビー人気も復活し、代表のスター選手不在のなか行われたプロリーグでも観客動員数は全体で10%ものびたのである。
ジョニー・ウィルキンソンはワールドカップ前のインタビューでこのように語っている。
「僕はいまラグビーが絶対に上達する環境にいる。」
この言葉が今のイングランドラグビーの成功をものがたっている。ジョニー・ウィルキンソンは、最高の環境を手に入れ、そして、同時に最高のキック成功率を手に入れた。なんと今大会でイングランドのあげた得点の8割近くがジョニー・ウィルキンソンのキックであり、彼は今大会の得点王にもなった。圧巻だったのは決勝対ホスト国オーストラリアとの延長戦での彼のドロップ・ゴール・キックだった。かれは残り30秒でなにも迷うことなく、自らの左足を蹴り上げ、当然のように決勝点をあげた。そして彼は同時に世界最高の選手の称号も手に入れた。
一人のスター選手の話としても上の話題はまさしく完成したものだった。イングランドはラグビー母国としてのプライドという最も大切なものを取り戻した。それは協会と代表選手との共通したたった一つの悲願だった。

---

実際に、ジョニー・ウィルキンソンのプレイは見てるだけで本当にしびれます。驚くべき冷静さと真の情熱、世界に並ぶもののない完璧なテクニックを備えたラグビー史上最高の選手だと思います。

アディダスのCMでベッカムと競演してましたが、イングランドではベッカムよりもジョニーの方が扱いは上です。そもそも別にベッカムいなくてもイングランドサッカー代表は試合に勝てますが、ジョニーいなければ絶対ラグビー代表は勝てませんから。
こんにちわ、昨日勢いあまって牛タンを300グラム買ってしまい、それを焼きながら、これはまさしく「いくさ」だ、俺と牛タンとの完璧な命を懸けた「いくさ」だ。と感じましたgamellaです。

皿の上に山盛りと積まれた牛タン。そこには牛タンのもつ意味などなく、ただただ、牛タンという「モノ」が存在していました。実存と意味の剥奪です。

不謹慎ではありますが、戦争で人を殺すという行為もまさしくこの現象であり、そこには人という「意味」を剥奪し、まさしく人を「モノ」として扱うことにほかならないのではないか、という想像の飛躍を経験した次第でございます。

で、結局牛タンをまさしく豚のようにむさぼり食ったわけですが、はっきりいってもう1週間は(短い!!)牛タン見たくないです。うんざりです。そもそもグラム300円もすること自体が一人暮らしの食生活にとって破滅的です。300グラムだったら計1000円。うまいところで普通に外食できます。しかし、これほどの驚異を与えてくれる店もないことを確信しており、そこにそこはかとない満足感を感じております。まぁ、それ以上に気持ち悪かったですが。

まぁ、ある衝動に突き動かされた結果というものはまさしくこんなものです。みなさん暴飲暴食には気をつけましょう。

---

卒論のために寸暇を惜しんで作った遺伝子発現モデルですが、かなりおもしろい結果が出ています。やったね!!

しかし、それにしてもGillespieアルゴリズムを開発したGillespieさんは偉いです。1971年に開発されたこのシミュレーションアルゴリズムは今でもご本人の手によって研究が続けられており、いまでは他の確立論的シミュレーションアルゴリズムと一段階違う水準に到達しています。2001年も彼の手によってさらに画期的な確立論的シミュレーション技法が発表されました。

30年間、情熱を絶やすことなく、ただただまだ注目もされなかったこの分野での研究を続けてきた姿勢に頭が下がります。結局このような人の手によって科学というものは発達してきたのかもしれません。

ここで人知れず感謝を捧げます。

いろいろ

2004年1月11日
最近卒論漬けの日々なわけですが、昨日めっちゃ牛タンが食べたくなりました。

それを友達に行ったところ、
「ふーん」
というつれない返事です。
結局普通の定食屋にいったわけです。

むっきー!!

今日は絶対に牛タンたべます。豚のようにむさぼり食います。村上春樹風にいうと、「それはまるで春風を追いかけるタンポポの綿毛」のような勢いで食べます。森博嗣風にいうと、「台形の公式は(上底+下底)×高さ÷2であること」と同じくらい当然のこととして食べます。とりあえずおなかいっぱいになるまで喰らいまくります。

ーーー

前回、書いた「戦士うんちゃら」はかなり上級者向けかつ、かなりシュールなネタなため、利用がむずかしいです。

で、前の奴の派生として、俺が兄貴から教えてもらった法則は、

準備万端になったら、
「これで戦える」
という。

です。準備が整ったとき、自分を奮い立たせるときにご使用ください。

卒業制作発表

2004年1月10日
うちの学校は卒業論文ではなく、べつに提出するのは模型でも音楽でも絵でもなんでもいいので、卒業制作とよばれています。

で、その発表が予定より早まって16日に決定しました。はやー、ていうか、はやー。めっちゃはやー。予定をはやめるなー。

で、さっき、友達としたメール。

友達「卒業制作16日にきまったよ。ありえないー」

俺「gamellaは逃げ出した。、、、大魔王からは逃げられない!!」

友達「返事がない。ただの屍のようだ。」

こんな友達をもって幸せです。

ダイエット

2004年1月7日
明らかな問題点を俺の実家は持っています。それは飯がうますぎるということです。まぁ、そこから導かれる結果は明らかで太るということです。結局実家にいるだけで、2キロほど太ってしまいました。

いままでは、ラグビーをしていたので2キロほど太っても特に気にすることなく、運動したら別にいいやと思っていたのですが、大学院にいったらあんまりラグビーばっかりしているわけにも行かないので、ここで心機一転ダイエットを始めようかと思います。

で、帰りの新幹線で『mina』とかいう雑誌いろいろ眺めていたのですが(大男がminaを読むな、という話もある)、そこに2003年ダイエット特集というものがありました。

まぁ、いろいろなダイエット方法が紹介されていたのですが、そのなかでも「水ダイエット」というものがちょっと気に入りました。
やり方は簡単です。食事の前に200CCの水を常に飲みようし、間食はしない。また一日こまめに水を計1500CCを飲むようにします。
すると、水で満腹中枢が刺激され、あまり食欲がわかず、自然と食事が制限されやせるという、なんか伊藤家の食卓にでてきそうな裏技的なダイエット方法でした。

まぁ、手軽だし、ちょっと科学的に考えても水飲み過ぎて太るということは考えられないので、採用してみて、今、実践しているわけですが、すでに一つ弱点を発見しています。

これ、夜に飲み過ぎると、次の日かなりむくみます。塩分をできるだけとらないようにすればむくまないらしいので、とりあえず、できるだけ薄味を心がけます。

あと、もう一つはトイレに行く回数が激増します。いま、おれ1時間に一回くらい行ってます。ちょっとバイヤーです。ざぎんでしーすーです。
これは我慢して、いっぱい排出するしかないようです。

あ、弱点、二つだった。まぁ、いいや。

とりあえず、2週間ほど続けて様子をみようかと思います。

大変

2004年1月5日
「メリークリスマス」が「メモリーリークシマス」に見えた。

今年の目標

2004年1月4日
こんにちわgamellaです。

2003年の反省と2004年の目標を考えてみたいと思います。

・2003年を振り返って

2003年の始めは院試験に費やされました。まぁ、結果的に合格してよかったです。
んで、目標は「生物学的な知見を手に入れる」でした。2002年の目標は「プログラミングに強くなる」だったので、2003年は研究領域とまでは行かなくても、プログラミングの技術的なこと以上に生物学的な現象にも興味を持とうとおもいました。

個人的にいろいろなことに興味をもって調べてみました。この成果はかなりあったと思います。少なくとも遺伝子発現のモデリングにおける知識は研究レベルまで到達していると感じました。まぁ、よかったです>俺

・2004年の目標

これは一つしかありません。

「論文を出す」ことです。

研究というものは論文を出さないと評価にはつながらないと思います。生物学ならなおさらです。なんか陰口をたたかれるのもいやだし。情報系なら論文以上に発表が重要視されますが。

というわけで、今年はJTBかGenome Researchを目標に遺伝子発現のシミュレーションモデルで論文を掲載したいと思います。

さてさてどうなることやら。とりあえずがんばれ>俺

---
補足

JTB-Journal of Theoretical Biology

情報生物学ではかなり老舗の雑誌。IFは低めだが、その参照を見てみると、医学系、化学系などから幅広く参照をうける雑誌。
Bioinformaticsとかは参照の大半Bioinformaticsなことを考えるとがんばっているとも思える。

、、、が、かなりのとんでも論文が掲載されることもあり、評価が研究者によってかなり別れる、よく言えば、先進的な、悪く言えば、とんでも論文誌である。

1 2 3 4 5 6